ITIL試験について

さて、最初の記事を何にしようかとおもったのですが、まずは、試験にしてみました。

試験を受けられる方は、きっと就活生か、社会人1年目の方が多いのかな。

ファンデーションはきっとそうでしょうね。

インターミディエイトや、エキスパートあたりは、中堅サラリーマンが多いのかと思います。

インターミディエイトは、研修も試験も高いですし、会社が費用出してくれないと個人では、とても捻出できませんね。

ITIL のコンサルタントを名乗るのなら、このあたりの上位資格を持っていることがステータスになるでしょう。

ただ、上位クラスより、実は合格率の高いファンデーションの方が、勉強するのは大変だった記憶があります。

上位クラスは研修付きの試験なので1週間集中すれば、そんなに苦にはなりません。

ところが、ファンデーションは自力で取るパターンが多いかと思います。

ファンデーション試験のポイントは、ズバリ、暗記です。

暗記かよ!って感じですよね。

ただ、どんな世界も入り口は、言葉を知るところから始まります。

そして、次のステップは、単語をプロセス別に覚えることです。

例えば、インシデント管理というプロセスがあります。これは…

・サービスオペレーションというフェーズ
・早期解決が目的
・優先度を決めて動く
・問題管理が根本解決、
 インシデント管理は暫定解決
・識別してワークアラウンド探して対処して…というプロセスを踏む
・KPI は、インシデント解決のリードタイム

みたいな感じで、プロセスごとのキーワードを覚えていくことが大事です。

ここまでがインプット学習で、実際に覚えたことを試験でアウトプットできるように学習を進めることが重要です。

ですので次のステップは、問題集です。覚えた知識で実際に問題が解けるかを試します。

問題集をやる意味としては、実際に何を知らないと合格できないかを見つけて、そこを手当てすることです。

たぶん、覚えたキーワードが問題にチラチラと出てきます。

でも、解こうとすると、
・そこまで覚えてない
・そこまで理解してない
というのが分かります。

ここからが、身のあるインプットとなります。

じゃ、最初から過去問をやればいいのではと思いますが、最初のインプットがなければ、過去問を見た時に何も反応できないので、それはやめた方が懸命です。

ちなみに、インプット学習には、通称「黄色本」がオススメです。キーワードが網羅的で、インプット学習には最適です。そこそこ分かりやすいかな。
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IT Service Management教科書 ITIL ファンデーション シラバス2011

3000円チョットします。

あと、問題集はクラムメディアがオススメ。6000円ぐらいでインターネット上で学習ができます。

本番の試験の形式に近いことと、問題の的中率が高いことがポイントです。

(…とここ数年、試験対策をしてあげた後輩達が言っていました。)

学習期間は、1日中専念できるのであれば、1週間あれば十分でしょう。

時間にして40時間くらい。

黄色本で16時間インプット。

そしてクラムメディア問題集でアウトプットして、わからないところを再度黄色本や、インターネットで調べて再インプットする。これが24時間ぐらい。

最終的に問題集の問題なら、何が出ても答えを暗記しているレベルまでいけば、合格圏内ですね。

一つ注意事項。

ITILは、外国から来ているので、日本語訳された試験です。非常に変な文章があったりしますが、そこにストレスを貯めないように…

とりあえず、そんな問題もあるのね、ぐらいでいきましょう。

私もきっと再度受験したら、満点は取れないと思います。でも、大方知っていて、問題になれれば、合格できるのがITILファンデーションです。

よくわからない単語もいまだに沢山あります。ITIL 自体もバージョンアップしてますから、新しい単語も増えますしね。

なので、一つの単語の理解にはまらないようにしてください。

とにかくクラムメディアで丸暗記レベルまで持っていく。これが合格には近道です。

ITILの本来の意味は、システムの運用業務の中で見いだしていきます。学生さん、新人さんは、業務とITILの知識が交わる時まで、まず理解は厳しいと思います。

逆にシステムの運用現場でバリバリ活躍しているSEさんは、業務と一旦切り離して試験に集中したほうが良いと思います。

ITILの定義と、ご自分の業務の世界での言葉の定義がごっちゃになってしまうケースがあります。

私の大先輩ともいえる運用現場でSEを担当している方は、そこで混乱されていました。

例えばインシデントって言葉が、仕事の世界では、会社によっても捉え方が違ったりします。トラブルだけを指すと言う人もいれば、QA も含むとか。

この辺りは、ITILのプロセスを導入する上では、しっかり定義していく必要があるのですが、ITIL 試験ではさほど重要ではないのです。

ですので、業界の方でITILを受験される方は、ご自分の仕事上の知識は一旦切り離して、ITILがどう定義しているのかを、ただそれだけを意識することがポイントです。

ITILファンデーションは、40問中26問以上の正解で合格です。コンピューターで4択、択一式。合格判定もその場ですぐ。

これから受けられる方は頑張って下さい。特にシステムの運用をやりたい方、履歴書に書けます。

中途採用枠や、派遣の仕事だと、「ITILをベースとした運用」などと、書かれていることがあるので、ITILファンデーション持ってます!というのはアピールになると思います。

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なんてマニアックなブログだろう

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